コンサルタント解説

2020.11.01

セミナーを「受けっぱなし」になっていませんか?

\私が解説します!/

みらいコンサルティンググループ 武田 真希子

人は何かを学んでも、すぐに忘れる生き物です。

「最近読んだ本は何ですか?」「それはどんな内容でしたか?」と聞かれて、あなたはすぐにスラスラと話せるでしょうか?

同じように、せっかく何かのセミナーを受講しても、翌日には内容を驚くほど忘れているものです。ドイツの心理学者が発表した「エビングハウスの忘却曲線」によると、人が何かを学んだ時、20分後には42%忘れ、1時間後には56%忘れ、1日後には67%忘れる、と言われています。受講した瞬間は「学びになった!」と思った内容も、1時間後には、なんと、その半分も忘れてしまっているのです。

では、どうすれば忘れずに自分の中に定着させられるのでしょうか?

ヒントはカナダのウォータールー大学の研究結果にあります。学習した後24時間以内に10分間の復習をすると、記憶率は100%に戻り、そして、1週間以内にまた5分復習をすれば、記憶はまた蘇るというのです。

せっかく受けたセミナーを「受けっぱなし」にしないためには、内容の「振り返り」「復習」が有効であることがわかります。

アカデミー会員企業さまの中でも、社員が「受けっぱなし」にならないように、次のような工夫をされているというお話を聞いています。

・セミナー受講後、レポートの提出を受けて、定期的にフィードバックしている
・受講後報告書(セミナー内容・気付きなど)の提出をしてもらい、社内で共有している
・アカデミーで1番印象的だった内容を社長含む社員の前で話すプレゼン大会を実施した

「人に話す」「紙に書く」ことは振り返りに最適です。また、自身の復習や知識の定着になるだけでなく、他の社員の皆さんの気づき、会社全体の学びにもつながります。社長や管理職の方にとっては、社員の学びや成長を知る良い機会にもなるでしょう。

会社にこのような仕組みが無い場合は、個人で「昨日受けてきたセミナーでこんなことを言っていましたよ」と社内の方に話してみましょう。それだけでも十分な振り返りになります。

セミナーを「受けっぱなし」になっている方は、ぜひ、受講後の「振り返り」をしてみてはいかがでしょうか。